エルダ族は本来「人間族」で、彼らのマグラが暴走するとニンゲン化してしまうという衝撃の事実が判明しました。そして、エルダ族である主人公もその宿命からは逃れられず、あやうくニンゲン化しそうになります。何とか踏みとどまりましたが、民からの信頼は失われ、その上目覚めたばかりの王子に危険が迫っています。主人公達は王都から逃げるようにエルダの古仙郷へと急ぐのでした。
エルダの古仙郷
ゲームの中では何度か見た古仙郷にやっとたどり着くことが出来ました。しかし、どうやら様子がおかしい。何者かが襲撃してきたようです。ガリカの案内で先を急ぎます。
幸いまだ生き残りがいました。ラッセルによると、何者かが襲撃してきたとのこと。王子もすでに襲われてしまった様子。一同は王子の元へ急ぎます。
これまで王子を覆っていた呪いの棘は消えましたが、王子は既に襲われ、もう起き上がることはできません。せっかくここまでやってきたのに、王子を助けられませんでした。八方塞がりな状況に絶望する一同。しかしその時主人公には不思議な声が聞こえてきます。
主人公の正体
その不思議な声は、主人公に語りかけます。これまでの記憶がない主人公。果たしてそれはなぜなのか?彼が王子を救うという命を受けたのはなぜか?どこでガリカと知り合ったのか?その全ては「作られた」記憶だったというのです。
実は、主人公は本物の王子から抜け出た魂でした。いつかその身体に帰るために、この旅をしていたというのです。そして、ついに旅の終着点であるこの古仙郷に帰って来たと言うわけです。そして、今ならまだ王子の身体に戻れるのだと。戻る以外、道はありません。こうして主人公は本来の身体に戻っていったのでした。
あまりの展開に衝撃を受ける一同ですが、これで王子が復活を果たしたことでまだ何とかできるという希望が芽生えました。そんな一同に、エルダの古仙郷にいる仙女グルデアが王子の出自や、エルダ族の真実を教えてくれました。
エルダ族とは
エルダ族というのは、旧世界の生き残りなのです。昔は種族などなく、みんな等しく人間だったというのです。ただ旧世界で争いが起きて世界が滅んだ後に種族が分かれていったのだとか。そして、エルダ族と言われている人達はニンゲン化することもあり、こうして隠れるように暮らしていたのだと。そして、グルデアはまた、こんなことを話してくれました。
カラドリウス…。ルイが乗っていた鎧戦車と同じ名前ですね。もしかして、ルイにはエルダの血が流れているんですかね。だとしたら、何をしようとしているんでしょう。
ルイの正体
そのルイは、王笏を手に入れるべくあの空を飛んでいる王宮にいました。
そこに、亡くなった先王のユトロダイウス5世の霊が現れ、王の魔法をどう使うのかと問います。ルイは先王に何かを囁きました。それに驚く先王。そしてルイは自らの正体を明かします。
角生えてると思ったら、あれは作り物だったんですね。ルイは主人公と同じエルダ族でした。過去、古仙郷で焼き討ちに遭い、生き残った人間の一人だったのです。でも、彼がしようとしているのはそのことに対する復讐などではなく、あくまで(ルイが勝手に考えてる)理想の世界を実現するためのようです。そして、ルイは王笏を手にします。
王笏を手にしたことで、空は真っ赤に染まりました。まさにこの世の終わりです。このままではルイの思うように、ニンゲンで溢れる世界ができあがってしまいます。
もう残された時間はあとわずか。準備を整え、空に浮かぶ天の巨顔へ行ってルイを止めなければいけません。