チャカポコ地獄で心が折れた「ドグラ・マグラ」

読むの挫折した本って、みなさんあるんじゃないでしょうか。もちろん、私も一冊と言わずそれこそ星の数ほどあります。

色々な理由があって途中で読むことをやめてしまった本たち。あんなに読みたいと思っていたのに、何が原因で読むのをやめてしまったのか。自分なりに原因を考えて見れば、次は読めるかもしれない。そんなことを考えて、挫折した本をまとめてみようと考えました。

そんな挫折本の一冊目は「ドグラ・マグラ」。日本の三大奇書と言われ、読むと精神に異常をきたすと怖いことが普通に本の紹介に書かれているあの本です。(ちなみに残り二冊は『黒死館殺人事件』と『虚無への供物』。残念ながらどちらも未読です。挫折したんではなく、手に取ったことがありません)

ドグラ・マグラってどんな本?

今さら説明の必要もないかもしれませんが、夢野久作が書いた推理小説?です。疑問なのは、とにかく話の構造が複雑で、訳が分からないからです。私が知っている限りのあらすじとしては、記憶を失った主人公はどこか病院のような場所で目覚める。医師の話では、自分はある殺人事件に関係しているのだという。ただそれがどんな事件なのか思い出せない。隣の部屋には同じくその事件に関係していると言う許嫁のモヨ子がいるが、もちろん思い出せない。そこで、色々な資料を読みながら記憶を取り戻そうとする…と言うような話です。多分。意外と読めそうじゃんと思いますが、そう一筋縄で行かないのがこの本。

なぜ挫折したのか

あらすじとしてはそんな難しい話のようには思えないけど、なぜ挫折するのか。それは、あらすじでも触れた「いろいろな資料」がたくさん出てきて読みにくいからです。とくにチャカポコ。アレが読む人の忍耐を挫く気がします。精神科の酷さを訴える文なんですが、とにかく途中でチャカポコチャカポコいうので、非常に気が散ります。チャカポコ言ってるところは無視するといいっていうのをどこかで見たので、その通り無視したんですが、二度目のチャカポコで心折れました。またかよ…。気が散るよ…。

チャカポコ地獄をどう乗り越えるか

この本を読み終えられるかは、どうチャカポコを乗り越えるかにかかっている気がします。前はチャカポコ言ってる部分だけ飛ばしましたけど、いっそチャカポコ全スキップしたら、読めるんじゃなかろうか。そんなことを思います。ストーリーにどれだけ関わってるかナゾなんで、割と賭けな気はしますが…。

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